7.28.wanobi茶会~真夏の夜の夢~レポート①
先週末、wabinal summerコレクションテーマに あわせ、バグパイプ演奏と香手前を楽しむ、イギリスと日本の伝統文化がマッチングした茶会を開催いたしました。
あいにく台風12号に見舞われましたが、雨にもかかわらず、たくさんの方にご来場いただけ
大変ありがたくも盛会となりました。
スタートは、日本で初のプロのバグパイプ奏者の加藤健二郎さんによる、ライブ。
加藤さんは早稲田大学理工学部卒業で著書も多く出された軍事ジャーナリストから42歳でバグパイプ奏者へとキャリア変更されたユニークな経歴の持ち主。
演奏を始められるとあまりの轟音に驚きます。バグパイプは元々軍隊のマーチング用のものだったそう。なるほど、それを知ると軍事ジャーナリスト加藤さんとの接点がわかってきました。演奏はスコットランドの行進曲らしい、Black Bear Hornpipe、Glasgow City Police Pipers、ちょっと変わったところで、ジブリの千と千尋の神隠し「いつか何度でも」、そして皆がわかる、アメージンググレース。最後、会場からのリクエストで「なだそうそう」で
意外性ある日本の曲も楽しむことができました。

バグパイプのことをあまり知る機会がないであろうと、演奏の合間合間に、楽しみ方のポイントや、楽器や歴史についても丁寧に説明を多く、デモンストレーションをいれながらライブ進行いただけました。
日本ではスコットランドのイメージのバグパイプ、実はアイルランド、イタリア、スペイン、ポーランド、トルコ、バルカン半島、スロバキア、各地で独自のタイプのバグパイプが存在していることや、 留気袋にためた空気を押す圧で音をだすことができるため、吹き続けなくても音がだせることも知りました。
また、このファッショナブルないでたちから、格好から入ったが練習し、実際吹けるようになる方も多いとの、ファッションと一体型で認知される楽器ならではのお話も聞けました。
他楽器に比べて、音感というより体で覚える楽器なので、楽器が得意な人に限らず上達の可能性があり、まずは普段そんなに使わない、頬や口の筋肉を鍛えることをまず練習するそうです。

会場のゲストも興味津々で、質問が矢継ぎ早に飛んできて、お蔭でいろいろ知識をつけることができました。重さ4キログラムもあること(で、マーチングするのですから大変体力がいる楽器です)、トップスはシャツの夏スタイルもあるそうですが、どうしてもこのコスチュームへの期待値が高いため、夏でもこのコスチュームで出演することが多いこと、前に下げている大きながま口バッグをかける本当の由来はわからないそうですが、おそらく、スカートがめくれあがってしまわないための重しか、スコッチウィスキーをいれておくためでないかというお話には会場、一気に納得してしまいました。

スコットランドの家ごとにタータンチェックの柄が決まっていて、家紋のように見る人が見ればどの家のものかがわかるとのお話。着物の家紋とまったく同じで面白いですね!

交流のお時間をもうけさせていただきましたが、加藤さんの面白いお話にゲストの方も釘付けでした^^
”どこでもパイパー・カトケン ”の異名を持つ加藤さん、去年に引き続き、今年もSUMMER SONIC 2018にもご出演されるそう!今後のご活躍にも目が離せませんね。
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